3｜アルタ・タバカ編『リガ案内』

00年代を通じて、北欧・東欧の各国を発見し楽しんできた、好奇心あふれる日本の旅行者たちへ。次なる目的地として、バルト三国きっての都、世界遺産の街リガの魅力をご紹介します。案内役は、地元リガで活躍する建築家・起業家・デザイナー・詩人・哲学者などのリガっ子たち。ロンドン、ベルリン、モスクワはじめヨーロッパ各地で評判の定番ガイドブックが本邦登場。

- 書　　名：リガ案内

- 編　　者：アルタ・タバカ

- 訳　　者：菅原彩｜小林まどか

- 装　　丁：豊田卓

- 仕　　様：ペーパーバック判（172 × 112 × 15ミリ）192頁

- 番　　号：978-4-9905587-3-4

- 初　　版：2012年6月20日

- 定　　価：1,991円＋税

はじめに　リガっ子からのインヴィテーション

旧市街

1. 氷上のつり人  /  2. リガ城  /  3. ラーチュプレーシス  /  4. ピエネネ  /  5. リガ大聖堂  /  6. リガス・ビルジャの美術館  /  7. ロック・カフェ  /  8. アルセナールズ展示場  /  9. リガ航海歴史博物館  /  10. カマ  /  11. キューバ・カフェ  /  12. ソ連映画の中のリガ  /  13. レストラン・ネイブルグス  /  14. ホテル・ネイブルグス  /  15. タム・ラバム・ブース・アウグテゥ  /  16. 聖ペトロ（ぺーテラ）教会  /  17. ドーム・ホテル＆スパ  /  18. レ・ドメ  /  19. ライプ通りとシキューニュ通りの中庭  /  20. ラトビア国立交響楽団  /  21. リガ・アート・スペース  /  22. 音楽と楽器の店ウペ  /  23. ギャラリー・プッティ  /  24. リガ・ユダヤ教会  /  25. ラトビア占領博物館  /  26. ナターリヤ・ヤンソネ  /  27. ナバクラブ・ナイトクラブ  /  28. リガ・ブラック・バルサム  /  29. ミトン  /  30. 小石通り  /  31. ラトビアの通貨

リガ市街

 32. ライマ時計台  /  33. 自由記念碑  /  34. ラトビア国立オペラ  /  35. 本とデザインの店ルカブカ  /  36. イヴォンナ・ヴェイヘルテのギャラリー  /  37. ギャラリー・リガ  /  38. ラトビア国立美術館  /  39. ヴィルヘルムス・プルヴィーティス  /  40. ギャラリー・パーク・ホテル  /  41. キリスト生誕大聖堂  /  42. エスパ・リガ  /  43. スカイライン・バー  /  44. ロー・ガーデン  /  45. スプレンディド・パレス  /  46. ロマンス・スタとアレクサンドラ・ベルツォヴァ博物館  /  47. アートフラット  /  48. アルベルタ・ホテルの屋上テラス  /  49. マダム・ボンボン  /  50. フォルブルグの中庭  /  51. ZOFA  /  52. エイゼンシュテイン父子  /  53. ヴィーナ・ストゥディヤ  /  54. パウルス・ストラディンシュ医療史博物館  /  55. ロバートさんの本屋  /  56. ギャラリー・アルマ  /  57. エコブティック  /  58. レストラン・ヴィンセンツ  /  59. バルトの真珠国際映画祭  /  60. タカ・スパ  /  61. ラトビア自然歴史博物館  /  62. パラディウム  /  63. イノセント  /  64. 地図の店ヤーニャ・セータ  /  65. べルガ・バザール  /  66. ホテル・ベルグス  /  67. ベルガ・バザールのファーマーズ・マーケット  /  68. チャリティーの店オゥトラー・エルパ  /  69. ビロユニーツァ  /  70. ガレージ  /  71. ウェールマネス庭園  /  72. サクタ・フラワー・マーケット  /  73. ビブリオテーカ・ナンバー・ワン  /  74. ラ・カンナ  /  75. カフェ・クーコタヴァ  /  76. 家庭用品の店リイヤ  /  77. 新刊と古書の店ユマヴァ  /  78. ボネーラ  /  79. ミーイト  /  80. カフェと店ファゼンダ  /  81. ウマミ  /  82. エドアルドス・スミルギス  /  83. 新リガ劇場  /  84. テアートラ・バーのレストラン  /  85. 古本の店プラネ―タ  /  86. イスタバ  /  87. カフェ・オシーリス  /  88. カフェ・ガウヤ  /  89. レストラン・ウズベキスタン  /  90. 多目的空間ペールレ  /  91. フォルドライフ  /  92. アトリエ・ナチュラルズ  /  93. 黒い敷居  /  94. ダイレス劇場  /  95. リガ第一病院  /  96. ヴィゼメ市場  /  97. ブテリヨン  /  98. カフェ・タカ  /  99. アルメニア料理　アラガツス  /  100. ゼストア  /  101. カフェ・クラブ　ダド  /  102. ティー・ルーム　イルセウム  /  103. マーヤス・スヴェーティーバ  /  104. ヴィンテージ・アイテム　20世紀  /  105. リエリエ・カピ（共同墓地）  /  106. マレウンロルス  /  107. ヴェフ  /  108. 古書の店ウェーストゥレ  /  109. サプニュ・ファブリカとトレンティーニ  /  110. リガっ子  /  111. ホワイト・ナイト  /  112. ヤーニュ・チーズ  /  113. ベジタリアンの食堂ラーマ  /  114. ラトビアのライ麦パン

モスクワ郊外

115. 中央市場  /  116. ラトビア科学院  /  117. スピーケリ創造区  /  118. レストラン・キッチン  /  119. スカニュ・メジュス（音の森）  /  120. デサ＆コ  /  121. ゲットー・ホロコースト博物館  /  122. シンフォニエッタ・リガ  /  123. 現代芸術センターKIM?  /  124. ナイト・マーケット  /  125. ラトガリーテ市場  /  126. 聖フランシス・ローマ・カトリック教会  /  127. ムールニエク通り  /  128. バルト海の魚  /  129. シュケールスイエラ通り  /  130. 墓地の伝統行事  /  131. ライニスとアスパジヤ

アンドレイサラ

132. カフェ・エクスポルト  /  133. ラトビア素朴派美術館

キープサラ島

134. キープサラ島の木造建築  /  135. レストラン・ファブリカ

パールダウガヴァ

 136. 船上のギャラリー　ノアス  /  137. 芸術サロン　ムークサラ  /  138. ラトビア鉄道歴史博物館  /  139. アルカーディヤス公園  /  140. ウズヴァラス公園  /  141. フリチャ・ブリーヴゼムニエカ通り  /  142. トルニャカルヌス駅  /  143. ルター派教会  /  144. アーゲンスカルヌス市場  /  145. テンプリャ通りの中庭  /  146. アリセス通りの給水塔  /  147. スピルヴェ空港  /  148. 樺の木

郊外とユールマラ

149. ボルデラーヤ  /  150. ヴァカルブッリ  /  151. クンジンサラ  /  152. マヌガリュサラ桟橋  /  153. マンガリュイの串焼き肉  /  154. モーター博物館  /  155. メジャパルクス住宅都市  /  156. キーシュエゼルス湖  /  157. 歌と踊りの祭典  /  158. ブラーリュ共同墓地  /  159. 松の木  /  160. ゼィルグザンダレス乗馬センター  /  161. ラトビア民族野外博物館  /  162. ユールマラ

おわりに　リガの伝説

付録　ラトビア語のあいさつとラトビア略史

索引

2012年

• 6月19日（火）　『リガ案内』出版記念レセプション＠ラトビア共和国大使館
• 6月20日（水）　『リガ案内』書店発売
• 6月29日（金）　「繊研新聞」紹介記事
• 7月16日（月）　「週刊トラベルジャーナル」紹介記事
• 7月26日（木）　編者アルタ・タバカさんスライドトーク＠ラトビア政府観光局
• 8月31日（土）〜9月13日（木）　ラトビア・ウィーク＠表参道アタリー（主催：ラトビア投資開発公社）
• 9月8日（土）　ラトビア夜市＠表参道アタリー
• 9月15日（土）　フジテレビ系「にじいろジーン」でラトビア特集
• 9月22日（金）〜23（日）　旅博（JATA）に出展
• 10月1日（月）　「＠ブックポート」紹介記事
• 10月5日（金）　連動ツアー「リガっ子とめぐるラトビア6日間」（フィンツアー主催）
• 11月17日（土）　「桃井かおり　世界遺産の歩き方・未知なるバルト三国の街角へ」（BSジャパン）放送
• 12月7日（金）　ラトビア国立交響楽団来日公演（共演：フジコ・ヘミング、12月15日まで富山・滋賀・福岡・東京の全4回）

2013年

• 2月6日（水）　サッカー日本代表がラトビアと強化試合＠神戸

2014年

• 9月23日（火）　雑誌「SPRiNG」で能町みね子さんの3冊に入選
• 10月18日（土）　ラトビア夜市＠表参道アタリー

――土曜社はリガしか出してない。そのひいきっぷりがいい。

能町みね子「SPRiNG」2014年11月号

――地元リガっ子がコアでホットな情報とさりげないつぶやきで162のスポットを紹介したフルカラーの本は、大人こそ心を震わされる旅の誘いにあふれている。

「＠ブックポート」220号

――『リガ案内』に導かれるままに5泊7日、妻と二人でリガ旧市街～新市街を彷徨してきました。丸っこいリガの石畳は歩くほどに愛おしく、一見すると無愛想なリガっ子も実はとても優しくて、ちょっとシャイなだけなんだと分かるころには、異邦人である私たちを偏見もなく受け入れてくれていることを感じました。

井上喜雄（写真家）

――ハンディなペーパーバック版でありながら、写真を多用したボリュームたっぷりの内容もうれしい。

「トラベルジャーナル」2012年7月16日号

――17人のリガっ子が、「旅行のプロの目線とは違う」自分の好みと愛着だけを基準に、リガのスポットに連れて行ってくれる、ユニーク、かつ爽やかな切り口のガイド。どのスポットでも、片言の英語が通じることを祈りたい。

井上春樹（エッセイスト）

――私はいつでも旅する気構えができている。見知らぬ土地を訪ね、違った生き方をみつけたい。そう思いながら、ガイドブックを手にすることはためらってしまう――たいていのガイドブックには本当に知りたいことが載っていないから。／私はいま、東京に暮らし、毎日違った東京を発見している。そんなとき届けられた本書『リガ案内』は、私の故郷リガの街を思い出させてくれた。この本は、リガという都市をおりなす小さな物語の集合体。もし私がリガに暮らしていたなら、語り手は私だったかもしれない。

イルゼ・パクロネ（建築家、東京大学・西村幸夫研究室）

――旅慣れていても、初めての土地で、見たことのない食べ物を目の前にして、だれかの知識や助言に頼らなければならないということがありうる。たとえば日本の本格的な鮨屋には、品書きなどなく、何を食べるか、値段はどのくらいか――すべて板前に頼らなくてはならない。そんなときに便利なことばがある。「お任せ」というやり方だ。目の前にいる経験者を頼り、その知見に敬意を払うこと。／リガのようにあざやかでいきいきとしたひとつの都市を楽しみつくしたいなら、鮨を食べるときの、このやり方が役に立つ。リガを愛し、リガを知りつくした目ききがリガの歴史を伝え、文化を案内し、そしてふだん行きつけの場所（そんな場所がいちばんおもしろかったりするんだけど）に連れて行ってくれることだろう。

ラファエル・A・バルボア（東京大学大学院博士課程・隈研吾研究室）

――違いを感じて、楽しんでほしい――リガを旅するするあなたにぼくがいえることはこのひと言につきます。古式ゆかしい建築群、静かでくつろいだ街の空気。毎日のルーティンから抜け出すチャンスはそこかしこにある。庭園、カフェ、ライヴそしてナイトクラブ。街の中心には豪華な国立オペラもある（東京にくるまで、ぼくはそこで踊っていたんだけどね）。4D映画で度肝を抜かれてみるのもいい。リガには体験すべきこと、見るべき所がある。リガの空気はすぐ肌になじむからだいじょうぶ。なにはともあれ、飛行機に乗って、街に降り立ち、その魅力を確かめてほしい。

グリゴリー・バリノフ（バレエ・ダンサー）

――旅を終えて、ふたたび本書をひらき、リガで体験したことを友達に話してみたくなるでしょう。

アリセ・プラヴィニャ（建築家）

- プンプルス『勇士ラチプレシス』1954年

- 志摩園子『物語　バルト三国の歴史』2004年

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