カラフルな店内に、ぽっかり開いた白と黒のモノトーンの世界。
TSUTAYA三軒茶屋では今週、『日本脱出記』の看板が掲出されています。
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ところで、映画『山下少年物語』(東宝東和、1985年)の、冒頭のシーンを覚えていらっしゃるでしょうか。
柔道の山下泰裕が生まれた日、おじいさんは嬉しさのあまり、三輪トラックに拡声器を積んで、町中に触れまわるんです。
「立派な赤ん坊が生まれました。4200グラムです。これからどうかよろしく——」と。
それから山下少年は金メダルに向かって、まっしぐらでした。
※遠い記憶なので、細かい点があやふやなことをお断りしておきます。
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『日本脱出記』も発売から一ヶ月、おかげさまで、初動は順当です。
スパルタ式に育てあげるわけでもなく、あせらず、腰を据えて宣伝と拡販につとめてまいります。