おはようございます。
静かな土曜日の朝です。
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さて、東京は千駄木の『往来っ子新聞』(往来堂書店、2011年4月23日号)に『日本脱出記』が登場しました。
記事は、web 版で読むことができます。
しかも、同紙 6月3日号の売上ランキングによると、その栄えある第1位の座を『日本脱出記』が占めています!
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ところで、
唐突に「僕はうわさ話が好きだ」といったらおかしいでしょうか。
うわさはうわさを誘い、事実からはなれて流布します。
うわさにまどわされて判断をまちがう恐れも、無きにしもあらず。
それでも、うわさをやりとりしていると、おなじ星の住人というか、おなじ穴の狢(むじな)というか、ともかく同時代に生きる仲間という気がしてくる。
で、日々せっせとうわさの交換につとめるというわけです。
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本をめぐる現場でも、うわさ話に乗せた情報交換が盛んです。
印刷された情報をあつかう仕事だけに、そこからはみ出して印刷されない情報に、かえって愛着を持つのかもしれません。
うわさのやりとりから、
「この手の本なら池袋のN氏が得意なはず。相談に行ってごらんよ。」
など、有益な情報につながることも多々。
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往来堂書店は、そんなうわさのチャンピオンです。
(往来堂書店の方々がうわさ好き、というわけではありませんので、誤解のなきようお願いします。)
ここ数日にかぎっても、各地で話題にのぼりました。
- 「千駄木の本屋が面白いらしいわね」(表参道・ブティック経営者)
- 「往来堂で『日本脱出記』を見て、仕入れてみようと思ったのよ」(表参道・山陽堂書店)
- 「往来堂のOさんとはお知り合いですか?」(根津・フードライター)
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と、数々の好意的なうわさに接し、そのつど自分の勝手なコメントを加えるなど、往来堂書店をめぐるうわさの伝達ゲームにドシドシ参加しながら、打ち明けると、まだ一度も同店を訪問したことがないんです。
でも、すごいに決まっている。
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「百聞は一見にしかず」ばかりが真理じゃないぞ、なんて力説している暇があるなら、近日しっかり千駄木・往来堂書店を見学に行こう。
こう思うしだいです。