旅の本屋BOOK246の「贈本市」に出店します

さて、4月にむけて、イベントの企画が3つ進んでいます。

一思いにお知らせしたいところですが、落ち着いて、順にご案内します。

 

 

まず一つ。

 

「本を贈ろう」として昨秋スタートした、旅の本屋BOOK246の「贈本市」に出店することになりました。

 

BOOK246「贈本市」vol.2

  • 日時 2012年4月15日(日)11:00〜17:00 ※雨天中止
  • 会場 旅の本屋BOOK246 店頭スペース 東京都港区南青山1-2-6
  • 参加社 赤々舎/青幻舎/エクスナレッジ/羽鳥書店/A-works/日経BP/ナショナルジオグラフィック/港の人/LD&K/ritokei/Bueno! Books/ecocolo/リトルモア/スペースシャワーネットワーク/PIE International , PIE BOOKS/土曜社
  • お問い合わせ 旅の本屋BOOK246 03-5771-6899

 

当日は、弊社全点(といっても3点ですが)を取り揃えます。

ぜひ青山一丁目の旅の本屋BOOK246にお出かけください。  

 

 

ここで少し、本を贈ることについて、個人的な思い出を記すことをおゆるしください。

 

葉山の病院で手術をうけることになった友人に、見舞いの本をもっていったことがありました。一昨年秋のことです。

 

すると、彼はその本を、10年前にも自分から受け取ったというんです。

 

親友に本をあげたことを忘れている自分もいいかげんですが、彼も彼で、確かに受け取ったけれども、以来一度もひらいてない、いい機会だ、この際あらためて読んでみようということに落ち着きました。

 

その本は、大江健三郎『日常生活の冒険』。1961年の文藝春秋刊です。

 

20代の若気で、贈るというより、押しつけがましく親友たちに配っていたことが思い出されます。

 

 

逆に、もらった本を思い出してみます。

 

  1. 『伊丹十三記念館ガイドブック』
  2. 角田房子『責任 ラバウルの将軍今村均』
  3. 三角しづ『日影茶屋物語』
  4. リチャード・ワイズマン『運のいい人、悪い人』
  5. アンディ・ウォーホル『ポッピズム』

 

こうしてみると、いろいろ思い出が甦ります。

 

本は手触りがあり、紙の匂いがあり、内容もある。さらに国際規格のナンバリングもあり、記憶が容易ですから、贈りものとしてふさわしいですね。

本を贈る、もらう、売る。
本を贈る、もらう、売る。

もらった本について追記:

 

1)は、フィルムアート社に勤める友人の松山出張みやげでした。《旅の本屋BOOK246》でも手に入るもようです。おみやげ本というジャンルを確立して、いつか道の駅で売ってみたい。


2)は、新潟は新発田のSさんから。大杉栄の新発田高校の2年後輩に、のちの陸軍大将今村均がいることを教わり、おまけに評伝まで頂戴してしまった。

 

3)は、四角関係のもつれで大杉栄が女性に刺された葉山の旅館・日蔭茶屋の女将さんから頂戴した。三角しづさんについて、いま瀬戸内寂聴さんが新聞連載「この道」で書きあらわしているので、チェックしてみてください。

 

4)は、ある社長に起業することを報告した際、何かあげようと、読みさしのこの本を、その場でブックカバーをはがして下さったもの。

 

5)は、ブルース・インターアクションズ(現スペースシャワーネットワーク)を退職するとき、職場の先輩から、はなむけとしてもらったもの。実は自分でもおなじ本を持っていましたが、黙って頂戴し、持っていた一冊は売ってしまいました。先輩は、そのことを知るよしもありません。