『獄中記』が書店に(渋谷編)

さて、新刊『獄中記』が、各地の書店で展開されています。

 

まず渋谷の書店を8つ、写真とともにご紹介します。

 

 

写真をご覧いただく前に、書店という空間について、一つ引用させてください。

 

図書館や書店は、その空間自体が「読書する」なんですよ。/ゴシックの教会は「立体化された聖書」だと言われますよね。密教寺院は「読むマンダラ」ですよね。図書館も書店も、本来はそういうものです。(松岡正剛『多読術』より)

 

仕事や暮らしで、書店に通うゆとりを失い、本を読む習慣自体をあきらめている方もいるのではないでしょうか。

 

かくいう当ブログの筆者も、日常の雑事にかまけて、机にむかって本をひらくことなく、ベッドの上で数ページをめくるだけという日が増えています。

 

書店に通うことが読書のうちであるなら、書店に通うことを本業にしている自分は、なんとも恵まれています。

 

 

本をひらくような気持ちで、ぜひ書店に出かけてみてください。

 

◉大盛堂書店 渋谷駅前店 ノンフィクション

金正男、ホリエモン、大杉栄の文脈を、つい深読みしてしまいそう。
金正男、ホリエモン、大杉栄の文脈を、つい深読みしてしまいそう。

2. 文教堂書店 渋谷店 新刊台およびアナーキズム売場

堀江貴文『刑務所なう。』を立ち読みする若い男性に、「大杉栄もぜひ」と声をかけたい気持ちをこらえる。
堀江貴文『刑務所なう。』を立ち読みする若い男性に、「大杉栄もぜひ」と声をかけたい気持ちをこらえる。
文教堂書店渋谷店のアナーキズム関連書売場。
文教堂書店渋谷店のアナーキズム関連書売場。

3. タワーレコード 渋谷店 7階書籍売場

大杉栄3面陳の図。隣りにみえる、秦早穂子著『影の部分』に心引かれる。「多感な少女が、単身パリへ渡り、 27歳にして、ゴダールの傑作『勝手にしやがれ』日本公開にこぎつけるまで」のこと。
大杉栄3面陳の図。隣りにみえる、秦早穂子著『影の部分』に心引かれる。「多感な少女が、単身パリへ渡り、 27歳にして、ゴダールの傑作『勝手にしやがれ』日本公開にこぎつけるまで」のこと。

4. 啓文堂書店 渋谷店 新刊台

西郷南洲が無性に好きだった大杉栄が、大西郷の本の近くに陳列される図。
西郷南洲が無性に好きだった大杉栄が、大西郷の本の近くに陳列される図。

5. 紀伊國屋書店 渋谷店 文芸・ノンフィクション売場

同店では、政治思想や日本近代史ではなく、あえてノンフィクションの売場に展開。これが奏功、早速補充をいただく。
同店では、政治思想や日本近代史ではなく、あえてノンフィクションの売場に展開。これが奏功、早速補充をいただく。

6. MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店 日本思想書売場

「図書館や書店は、その空間自体が「読書する」なんですよ。/ゴシックの教会は「立体化された聖書」だと言われますよね。密教寺院は「読むマンダラ」ですよね。図書館も書店も、本来はそういうものです。」(松岡正剛『多読術』より)。本屋に通うことを生業にする幸せ。
「図書館や書店は、その空間自体が「読書する」なんですよ。/ゴシックの教会は「立体化された聖書」だと言われますよね。密教寺院は「読むマンダラ」ですよね。図書館も書店も、本来はそういうものです。」(松岡正剛『多読術』より)。本屋に通うことを生業にする幸せ。

7. BookCumu NHK店 新刊台

業界紙『新文化』に、同店の森本革店長が連載中。神保町の古書店勤務から一転してアフリカ渡航。帰国後は、今も語り継がれる弘栄堂書店吉祥寺店のことや、昨年突然閉店した放文社のことなど。本をめぐって活動しようとする若い人に一読をすすめたい。
業界紙『新文化』に、同店の森本革店長が連載中。神保町の古書店勤務から一転してアフリカ渡航。帰国後は、今も語り継がれる弘栄堂書店吉祥寺店のことや、昨年突然閉店した放文社のことなど。本をめぐって活動しようとする若い人に一読をすすめたい。

8. リブロ 渋谷店 日本史売場

『日本脱出記』と『自叙伝』が見える。『獄中記』もこの日、納品しましたから、今ごろ店頭にならんでいるはず。
『日本脱出記』と『自叙伝』が見える。『獄中記』もこの日、納品しましたから、今ごろ店頭にならんでいるはず。