『大杉栄自叙伝』のカバーを新調しました

お知らせです。

 

『大杉栄自叙伝』の、カバーを新調しました。

 

9月の初版から半年あまり、ようやく手に馴じんできたのに、なぜこのタイミングで、といぶかる向きもあるかもしれません。

 

この4月に『獄中記』が出て、大杉栄ペーパーバック版が全3巻完結をみましたから、これを記念して新装することにした次第です。

 

全3冊の背表紙がそろったときの見映えや、ゆるやかな統一感が出るよう工夫しました。

 

 

初版のカバーを気に入ってくれている方、なかには書店でお買い求めいただいた方もあるとおもいます。

 

大杉栄本人の手で、いかにもあっさりと書かれた「自叙傳」という文字を、天地いっぱいに墨一色で印刷したカバーは、簡潔そのもので、大杉栄の自由な気風を感じさせました。

 

 

書店では、これから徐々に、新しいカバーに代わっていきます。

初版のカバーに愛着もありますが、新装カバーも気に入っていただければ幸いです。

陸軍幼年学校入学時の14歳の大杉栄少年。この写真を撮影したのは、海部元首相のおじいさんだそうです。
陸軍幼年学校入学時の14歳の大杉栄少年。この写真を撮影したのは、海部元首相のおじいさんだそうです。