51|坂口安吾『安吾史譚』
安吾独自の歴史講釈
すべてが慟哭したいのだ。一生の全てが。
窮すれば誰しもミジメになるもので、それは見てやらぬ方がよい――。人麿、道鏡、頼朝、小西行長、直江兼続、天草四郎、勝夢酔。七人の日本男子を安吾独自の人間理解で談ずる。歴史の面白さに心弾む傑作講釈。1952年作品。
- 書 名:安吾史譚
- 著 者:坂口安吾
- 仕 様:文庫判(148 × 105 × 5.8ミリ)160頁
- 番 号:978-4-907511-53-1
- 初 版:2017年9月30日
- 定 価:795円+税
目 次
天草四郎
道鏡童子
柿本人麿
直江山城守
勝夢酔
小西行長
源頼朝
僕は今書いている歴史小説に、かなり多く「講談」から学んだ技法をとりいれている
坂口安吾(小説家)
世上には何ら発見も解釈もない歴史文学が多すぎる。坂口が講釈にも新工夫をこらし、絶えず発見や解釈をすすめていたのは、やはり彼の心構えのかんばせを伝えるものである
大井廣介(文芸評論家)
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