85|二宮尊徳『三才報徳金毛録』
日に新たに月に盛んなり
天・地・人――三才をつらぬく報徳の原理。48歳の尊徳・金次郎が、34点の円形図と格言でこの世の根本をえがく。神・儒・仏をまるめて丸薬にしたかのごとき金言集。
――宇宙間の森羅万象を網羅し、千古より万世に伝えて易うべからざる天地自然の真理にもとづき、人倫の善悪・邪正・勤惰・得失の源をさぐり、国家の貧富・盛衰・興廃・存亡の理をあきらかにし、よりてもって立教の大本となす。
二宮尊親『二宮尊徳遺稿』
――この書はとくに広く謄写せられ、報徳門下の人々が、いわゆる卒業ともいうべく郷土に帰る頃には、たいがい謄写を許され、各自座右唯一の内典としたものである。
『二宮尊徳全集』
- 書 名:三才報徳金毛録(さんさい ほうとく きんもうろく)
- 著 者:二宮尊徳
- 仕 様:四六判(190 × 129 × 3.6ミリ)48頁
- 番 号:978-4-86763-001-3
- 初 版:2022年11月25日
- 定 価:999円+税
著 者 略 歴
二宮尊徳〈にのみや・そんとく〉江戸期の農政家。通称金次郎。1787年(天明7)相模国足柄上郡栢山村に生まれる。少年期に父母を失い、苦難のなか「論語」「大学」「中庸」を学ぶ。刻苦精励のすえ実家を再興し、さらに小田原藩士服部家の再建や藩領下野桜町の復興に成功する。これらの経験をもとに独自の農村改良策(報徳仕法)を確立し、小田原、烏山、下館、相馬藩など各地の貧村を立て直す。1834年(天保5)『三才報徳金毛録』を著し、天地人の三才をつらぬく報徳の原理を示す。晩年、周到な準備のもとに日光神領の仕法にとりくむも、56年(安政3)業半ばに没す。享年70。
『三才報徳金毛録』取扱店
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