111|勝海舟『海舟余波』
みンな敵がいい、敵がないと事ができぬ。
百年の後に知己を待つ――。「不忠」「奸物」と誹謗されながら幕末・明治の国家の安危を担った男が本懐を語る。維新の英傑たちの人物評はもちろん、徳川家の金銭事情から自身の終活まで、七十翁海舟の言いたい放題。『氷川清話』よりいっそう露骨な謦咳がここに。
- 書 名:海舟余波
- 著 者:勝海舟
- 編 者:巌本善治
- 仕 様:四六判(190 × 129 × 5.9ミリ)136頁
- 番 号:978-4-86763-042-6
- 初 版:2026年3月31日
- 定 価:1,998円+税
著 者 略 歴
勝海舟〈かつ・かいしゅう〉幕臣・政治家。1823年(文政6)江戸本所に生まれる。名は義邦、字は安芳、通称は麟太郎、のち海舟と号す。長崎海軍伝習所に学び、蘭学・西洋兵学を修む。60年(万延元)咸臨丸で渡米。62年(文久2)軍艦奉行並、64年(元治元)軍艦奉行。神戸の海軍操練所で幕臣のほか坂本龍馬ら諸藩の学生・志士を教育。68年(慶應4)西郷隆盛と交渉し江戸城を無血開城する。新政府で海軍大輔・参議・海軍卿・元老院議官・枢密顧問官を歴任。99年(明治32)没す、享年75。『氷川清話』『海舟余波』の2冊に晩年の謦咳が伝わる。
編 者 略 歴
巌本善治〈いわもと・よしはる〉教育者。1863年(文久3)但馬国出石に生まれる。中村正直・津田仙に学び、83年(明治16)受洗。85年(明治18)『女学雑誌』創刊、明治女学校設立に参画。95年(明治28)から勝海舟の談話を記録し、99年(明治32)海舟没後に『海舟余波』を刊行。1942年(昭和17)没す、享年79。
土曜社 doyosha [at] gmail.com